会社にはさまざまな職種がありますが、必ず営業職は存在します。外勤営業の場合には法人携帯は必須ともいえるアイテムです。しかしながら、法人携帯をどこの会社にするかは非常に難しい問題です。近年は格安のSIMが登場しているなど、大手キャリア以外にも選択肢があるのです。
ここでは格安SIMと大手キャリアのそれぞれのメリットや、大手キャリアのそれぞれの特徴について紹介しています。法人携帯をどこの会社にするか検討するときの参考にしてください。
目次
1.大手と格安SIMを比較する
まず法人携帯を選ぶときに重要なことは大手キャリアと格安SIMを比較することです。大手キャリアはソフトバンク、au、ドコモなどがあります。その一方で大手キャリアよりも安い価格で法人携帯を提供している会社もあります。たとえば、楽天モバイルやmineoなどが有名でしょう。
格安SIMのメリットは低コストということです。大手キャリアのメリットは格安SIMにはないサービスがあることです。それは1つには「かけ放題サービス」です。法人携帯は個人がプライベートで使うよりも頻繁に通話するものです。営業職の人間にとって、出先からお客様や社内の人間に電話をかけることは日常茶飯事です。
そのため、毎月の通話料金は非常に高くなってしまいます。そこで役立つのが「かけ放題サービス」です。一定の金額を支払えば特定の人との通話のみかけ放題になるのです。これは大手キャリアでなければ受けられないサービスの1つです。もう1つは店舗で質の高いサービスを受けられるということです。
楽天モバイルをはじめとしたSIMの場合は店舗自体がほとんどありません。それによって人件費を抑えて低価格を実現しているのですが、大手キャリアでは全国に店舗がきちんとあって、レベルの高い社員が在籍していて質の高いサービスを受けることができます。
不具合がおきたときなどのいざというときにきちんと対応してくれるという安心感があります。このようなメリットが大手キャリアにはありますので、大手キャリアと契約をした方が総合的にはメリットがあるかもしれません。もちろん、SIMの低価格という点も魅力ではありますので、両者を比較して最終的に判断するといいでしょう。
2.大手キャリアの特徴
大手キャリアの特徴をそれぞれ見ていきましょう。まずはソフトバンクです。ソフトバンクの料金プランには「スマ放題」があります。月額3000円で会社関係なく国内通話が24時間無料になるというプランで、とてもおすすめです。また、通信速度は大手キャリアの中では最も速いです。通話の安定性を求めるならソフトバンクを選ぶといいかもしれません。
また、ドコモも「スマ放題」のようなプランがあります。それは「カケホーダイ&パケあえる」です。こちらも月額3000円で国内通話が24時間無料となります。これに加えて、ドコモには利用年度が増えれば増えるほど最大2500円/月の割引を受けられるという「ずっとドコモ割」というサービスもあります。
そして、ドコモはNTTの通信網を利用していますので、大手キャリアの中で通信エリアが最も広いです。大手キャリアの最後はauです。auには「スーパーカケホ/スーパーカケホ (V)」というプランがあり、月額料金1700円で国内通話が無料になります。
ただし、1回あたり5分以内という条件があります。長話ではなくちょっとした通話が多いのであればauはとても便利です。割引サービスとしては、「スマートバリュー for Business」というものもあります。場合によっては最大1400円/月で利用することもできます。
一部地域に限っては、通信速度と通信エリアが大手キャリアの中で最も高いクオリティーを発揮します。このように大手キャリアの特徴を見てきましたが、それぞれプランの内容や強みが異なります。キャリアを選ぶときには相互に比較しながら、どのプランが最も合っているかを考慮することです。
ちなみに、どの会社と契約するかだけでなく、どこで契約をするかも重要なことです。契約するときにはキャリアの直営店、家電量販店、キャリアの販売店のいずれかになりますが、それぞれ提供している特典に差があるのです。割引特典に関しては、法人携帯のような大量での契約になると、やはり家電量販店と販売店が強いです。安心感を重視するなら直営店がいいでしょう。
3.法人携帯のおすすめの会社のまとめ
法人携帯を選ぶときには大手キャリアと格安SIMを比較してみましょう。価格ではSIMに分がありますが、サービスの内容には大手キャリアの方に分があります。また、大手キャリアはソフトバンク、ドコモ、auが代表的なものですが、それぞれ特徴や料金プランが異なります。
自分の会社にふさわしい会社を選ぶといいでしょう。ちなみに、直営店、販売店、家電量販店のいずれでも契約することができますが、特典内容に違いがありますので、そうした点も考慮しましょう。